ジョルジョ・サウリーニ（1984年生まれ）

＜経歴＞

ローマ在住。ローマ大学ヴァッレ・ジュリア建築学部でグラフィック・マルチメディア・デザインの学位を取得。

大学卒業後、グラフィックデザイナー、3Dモデラー、アニメーターとして数年間働いた後、ITパートナーとともにレッドドール有限会社を設立。ソフトウェア開発とバーチャルリアリティの分野で事業を展開した。プレイステーションやゲーム業界最大のプラットフォーム向けのゲームを開発した会社の成功と急成長にもかかわらず、彼は自分の仕事に満足していないことに気づき、自分が情熱を持っていた画業に専念することを決意した。

彼は芸術一家の出で、実際幼い頃から写真監督である父の作品や、1800年代初頭からローマで活動し、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドンの大英博物館、バーミンガム博物館、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館など、世界の最も重要な美術館に所蔵されている有名なカメオ彫刻家である先祖（トマソ・サウリーニ）の作品にも魅了されていた。

2019年以来、彼はドローイングを自らの生業にしている。彼は自身のドローイングを、現代社会のスピードから逃れるための日々のセラピーと考えている。さまざまな試行錯誤の後、キャンバスパネルにアクリルマーアカーを使って描く今日のスタイルを確立した。